医療業界で働くため勉強を積み重ねてきた新人看護師でも、医療現場で用いられる専門用語に戸惑うケースがあります。
医療現場では正式な専門用語だけでなく、医療用語のスラングが使われることも多いからです。
本来の正式な用語を省略したり、連想できる言葉を正式な用語の代わりに使ったりします。

こうしたスラングは、医療関連の辞書に掲載されていないことも珍しくありません。
初めて勤務した職場で仕事中に飛び交う言葉がわからず、新人看護師がミスしてしまうこともあるのが現状です。
このような医療現場で用いられるスラングは、現場での仕事を通じて少しずつ吸収することが大切となってきます。
仕事中は頻繁にスラングが飛び交うため、その言葉の意味を一つずつ調べながらボキャブラリーを増やしていくと良いでしょう。

また、調べてもわからないスラングがあれば、積極的にベテラン看護師に尋ねることも大切です。
言葉がわからないまま放置していると、仕事中の肝心な場面で即応できない可能性があります。
場合によっては、患者の治療で支障を及ぼす可能性も出てくるでしょう。
万が一に備えてわからないスラングは必ずチェックし、意味を理解する心がけが欠かせません。

わからないスラングをマスターするため、手帳やノートにその都度書き留める方法が勉強に役立つでしょう。
メモに残しておくと後に読み返すことができ、ボキャブラリーがアップします。
そうした自身の取り組みで、少しずつ覚えていく努力をしましょう。